トリートメントとリンス、コンディショナーの違いは?「トリートメント特集」
トリートメントは、髪の状態を整える特徴もったリンス感覚で使用できる粘度が高いヘアケア剤のことです。
傷んだ髪の内側まで成分を浸透させることで、保湿、保護、艶などを与える役目をしてくれます。
また、ドライヤーの熱からの乾燥、枝毛、切れ毛を防ぎ、傷んだ髪のダメージを芯から補修もしてくれます。
項目
髪質に合わせて使い分け
私の髪は、猫毛で細い髪質なので、油断するとすぐに髪が絡んで傷んでしまいます。
さらに、白髪染めを定期的に使用しているため、艶もなくギシギシした髪になります。
そのため、髪の毛をふんわり保ち、髪の内側から傷んだ髪を補修ししてくれるトリートメントを使用しています。
今ある髪の状態や髪質に合わせて、「トリートメント」「リンス」「コンディショナー」を使い分けましょう。
トリートメント(髪の内側まで傷みをケアする)
髪の傷みを中心にケアしたい場合はトリートメントをお使いください。
- 髪の内側まで成分が浸透し傷んだ髪の状態を整えてくれる。
- 髪の質感をコントロールしてくれる。
- 髪の傷みをケアし補修してくれる。
- ドライヤーの熱から守ってくれる。
- 枝毛や切れ毛も防いでくれる。
コンディショナー(髪をコーティングし、髪にハリ、コシを与える。)
最近では、傷んだ髪の補修効果が高いとされるコンディショナーが販売されています。
その効果は、髪の傷み具合が軽度ならば、充分な仕上がり感があると言われています。
- 髪の表面に膜を作って保護してくれる。
- 髪の滑りをよくする指の通りが良くなる。
- 髪のパサパサ感も防いでくれる。
- サラサラ、しっとり感を与えてくれます。
- 髪から汚れを守ってくれます。
コンディショナーとトリートメントを両方使用も問題ないとされています。
リンス
- 髪の表面に保護膜を作ってコーティングする。
- 髪のパサつきやきしみを防ぐ。
以上が、「トリートメント」「リンス」「コンディショナー」の違いです。
シャンプー後のヘアケア剤の種類と違い
シャンプー後のヘアケア剤には、リンスやコンディショナー、トリートメントやヘアパックなどいろんなタイプがあります。
また、ヘアケア剤には、カラーリングやパーマで傷んだ髪用、フケ、かゆみ用、しっとり、サラサラタイプ用、ボリュームアップ用や抜け毛予防など、さまざまです。
また、美容液配合のものなどさまざまな商品が販売されています。
あなたが、今ご使用のものにはどのような効果があるかご存知でしょうか?
ご自分の髪の状態にあった効果的なヘアケア剤をご使用されていますか?
トリートメントの使い方
分量は守って使用する
トリートメントは、たくさんご使用になると、油分量が増えてしまい、髪が日焼けしやすくなるとされています。
商品に記載されている分量で使われることをオススメします。
シャンプー&ヘアケアの手順
シャンプーの手順
- 髪をよく濡らしたら、500円玉くらいの量のシャンプー剤を手のひらにとり、泡立ててから髪につけます。こうすることで、髪同士の摩擦を防ぎ、髪のパサつきを抑えます。
- 襟足→後頭部→側頭部→頭頂部→前頭部→生え際の順で、泡で頭皮をマッサージするように、耳の後ろまでよく洗いましょう。
- シャワーを下から上に向けて、髪の流れに逆らうように水流をあてながら、よくすすぎます。
- 仕上げに、すすぎ残しがないように、髪の生え際に手を添えて、シャワーのお湯をためて頭皮をすすぎます。
- すすぎ終えたら、タオルドライをしておきます。
トリートメントの手順
- 商品の表示に記載された分量を、手のひらに広げます。
- 両手のひらで、髪を軽く叩くように、髪全体につけてよくなじませます。
- しばらく時間を置いて、すすぎましょう。傷んだ髪の場合:シャワーキャップやタオルなどで髪を包み込み約10分置いてからすすぐと効果が現れます。
トリートメント&コンディショナーの手順
シャンプー⇒トリートメント⇒コンディショナーの順でお使いください。
- シャンプー
- トリートメント:成分が髪の内側に浸透させるために髪につける時間を考えましょう。傷んだ髪の場合は、シャワーキャップやタオルなどで髪を包み込み約10分程度置いてからすすぎましょう。
- コンディショナー:コンディショナーは、最後につけましょう。
- つけた後、3分程度置きましょう。コンディショナーは髪の表面をコーティングするので、コンディショナーの後にトリートメントをしても浸透しにくくなるのでご注意ください。
- すすぎ:フケやかゆみの原因になるため、しっかりすすぎましょう。
トリートメント、コンディショナーなどコーティング成分が入ったヘアケア剤は、頭皮につくと、トラブルの原因になります。
毛穴を塞ぎ、日中の匂いの原因ともなるので、なるべく頭皮から離してお使いください。
手作りトリートメントの効果
手作りトリートメントにもタマゴパック、オリーブオイル、ヨーグルトパック、蜂蜜パック、ビールパックなど、さまざまな天然食品を使った体に優しいトリートメントが作られているようです。
その中でも、髪を作るために必要な栄養分が詰まっているのは、「タマゴヘアパック」です。
たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養が豊富に含まれ、天然の保湿成分が髪を守ってくれる効果的なトリートメントの方法です。
卵白効果
- タマゴの白身には、バクテリアを除去する酵素が含まれている。
- 余分な皮脂や脂分を落とす働きがあるとされています。
- 肌の再生を促進する、塩化リゾチームという酵素が含まれている。
- 殺菌効果や保湿成分効果もある。
卵黄効果
- 皮膚の細胞を活性化する。
- 老化防止となるレシチンやビタミンEが含まれている。
- 肌がみずみずしくなる。
タマゴの殻の内側の薄皮効果
- 保湿成分のヒアルロン酸が含まれている。
- 美容成分が詰まっている。
手作り「タマゴパックトリートメント」
ここでは、タマゴの栄養が髪にも効果的とされる、昔からよく知られている「タマゴパックトリートメント」をご紹介しましょう。
タマゴパックの白身と黄身の使い分け
タマゴ(白身はまたは黄身)は、ご自分の髪の状態や髪質などに応じて使い分けましょう。
- 普通の髪の方:タマゴ全卵をご使用されると良いでしょう。
- 乾燥して傷んだ髪:黄身だけをご使用されると良いでしょう。
- 皮脂分泌過多の方:白身だけご使用されると良いでしょう。
準備するもの
タマゴ:1〜2個(髪の長さや、多さによってタマゴの数を増やします。)
※よく泡立てておきましょう。
- 髪を軽くすすぎます。
- 頭皮を覆うように、髪全体にまんべんなくつけます。
- 20分程度置いたら、ぬるま湯で洗い流します。
- その後、シャンプー、コンディショナーなどします。
注意:タマゴが固まってしまうため、熱いお湯では洗い流さないようにご注意ください。
くせ毛のトリートメント
パーマやカラーリング(白髪染め)などで、髪の質がギシギシ、ジリジリしてうねったりします。
また、薬の副作用などでも髪質が変わってくせ毛になってしまう場合もあります。
私は、若い頃から、直毛の艶がある黒髪でしたが、細い髪質と白髪があるため、パーマと白髪染めを繰り返してきました。
それに加えて、現在、強い薬を飲み続けているので、その副作用で髪質がさらに変わってしまい、くせ毛になってしまいました。
くせ毛でお悩みの方も、今ではくせ毛に効果的なヘアケア剤が販売されて自宅でもケアできるとされています。
ヘアサイクルと健康な髪に必要なこと
人間の髪は、約10万本あると言われています。
そこから、毎日80〜100本程度抜けて、新しく生え変わります。
この髪が生えるサイクルを「ヘアサイクル(毛周期)」と言い、「成長期」「退行期」「休止期」の3つのステージに分かれています。
血流が悪くなる、女性ホルモンの影響、ダイエット、頭皮トラブル、過剰なストレスなどで、髪の老化を促進する要因になるのです。
髪の状態は、体調とも深く関わり、心身の健康のバロメーターでもあるのです。
今生えている髪より、これから生える髪にできることを考えましょう。
髪の健康に必要なこと
髪の材料となる食事をとる
- 良質のたんぱく質
- ビタミン
- ミネラル
- 抗酸化成分
禁煙をする
- 喫煙をすることで、ニコチンやタールなどの作用によって、毛細血管が収縮し、頭皮が血行不良になります。
睡眠時間の確保
- 髪が最も成長する午後10時から午前2時の間に眠るのが良いでしょう。
- 遅くとも12時には就寝すると良いでしょう。
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