そら豆の栽培(育て方)のコツを伝授!!/あなたも家庭菜園で育ててみませんか?
夏の時期、これを食べると夏を感じる!という野菜のひとつ「そら豆」。
でも実は収穫後の鮮度の落ちが早く、「美味しいのは3日だけ」と言われることもあるほど。
そんなそら豆だからこそご自宅で育てて新鮮なそら豆を味わいたいですよね。
コツさえ分かればご自宅でも簡単に育てることができますよ!
そら豆のプランターでの栽培(育て方)
そら豆は初心者でも割と簡単に育てることのできる野菜です。
手間がそれほどかからないので、ご自宅でもプランターなどで手軽に挑戦できます。
用意するプランター
そら豆には、できるだけ大型のプランターを用意しましょう。
幅60㎝以上、深さも30㎝以上の深底のものが適しています。
株間が15㎝以上は必要なので、大型のものだと1プランターにつき3株程植えられます。
ポリポットからプランターに移し替えてもOK
そら豆は発芽率が悪いので、ポリポットに種を蒔いて苗を育て、その後プランターに移し替えても大丈夫です。
- 種蒔きの時期:10月中旬~11月中旬
- 植え付け時期:11月下旬~12月上旬頃
9㎝程のポットに2粒を目安に種を蒔きましょう。
本葉2~3枚まで育ったら株間を15㎝ほどとって植え替えます。
植え付けが終わったらたっぷりと水やりをしてください。
そら豆を栽培する際に必要な肥料は?
2月中旬~下旬頃、そら豆の株も成長し始めた頃には、1回目の追肥が必要です。
そら豆は豆科の中でも多肥を好み、たくさん収穫するためにはしっかりと肥料をあげることが大切です。
花が咲いた後も、実が成熟するまで2~3回、月1回程のペースで追肥を行いましょう。
また、冬の間は多湿を嫌うため、水やりは控え、やや乾燥気味にして育てましょう。
日中の温かい時間に与えるだけで大丈夫です。
春になってきたら土が乾いた際に水をたっぷりとあげてください。
そら豆の収穫時期は?
収穫時期は、種を蒔いた翌年の初夏、5月中旬~6月中旬です。
開花後の約35~40日で収穫ができます。
収穫時期には、そら豆のサヤがふくらみ、重みで今まで空を向いていたサヤが下に下がってきます。
この収穫サインを見逃さずに、ハサミで実の根元付近から切り取って収穫しましょう。
収穫の時期を逃すと固くなってしまうので要注意です。
また、収穫後も鮮度の落ちが早いので早めに調理して食べるようにしましょう!
そら豆栽培に気をつけたい病気
栽培時に気をつけたいのは、害虫や病気の被害です。
そら豆はアブラムシ類の発生が多く、これは様々な病気の原因にもなるので注意が必要です。
そら豆のかかりやすい病気のひとつ、葉に黄色や緑色のモザイク模様の症状が合現れるモザイク病も、アブラムシによって媒介されるウイルスが原因で発症します。
病気になる前に、アブラムシの防除を徹底しましょう。
他にも、褐斑病、赤色斑点病などの病気にかかることがあります。
赤色斑点病は、雨の多い時期に多くみられます。
排水対策をするようにしましょう。
病気になってしまったら被害を少なくするために、早めに対処するようにしましょう。
まとめ
そら豆は、たんぱく質やビタミンB群、ビタミンC,カリウム、マグネシウム、鉄分など、栄養バランスの良い野菜です。
特にたんぱく質は、豆全体の10%以上の含有量を誇る優秀さです。
アミノ酸として身体の構成成分に欠かせないたんぱく質がそら豆から摂れるなんてちょっと意外ですよね。
- 肥料は多めに追肥をしっかりと
- 水やりはやり過ぎないように
- アブラムシの発生に注意
以上のポイントに注意して、新鮮なそら豆を収穫してください。
収穫後は、塩ゆでにして、お酒のおつまみとして食べることも多いですが、せっかくなので、栄養豊富なそら豆をもっと食卓に活用してみましょう。