スナップエンドウ栽培の秘密♪♪/あなたもベランダで育ててみませんか?
スナップエンドウは良く食べますか?
たまに炒め物に入っている程度かなぁ、という方、多いのではないでしょうか。
さやごと食べられるので、料理にも使いやすく、食べやすいお手軽野菜です。
ご自宅のベランダなどでプランターなどを使い簡単に栽培できるので、ぜひチャレンジしてみてください!
春蒔きスナップエンドウの栽培(育て方)
一般的には春に収穫される野菜として、秋蒔きから育てることが多いです。
スナップエンドウは15~20℃が生育に適しており、極度の暑さ寒さには弱い野菜です。
そのため、秋蒔きから冬越しするのはちょっとした難関です。
特に関東より北、北海道などでは春蒔きからの栽培が適しています。
秋に蒔き忘れた~!秋蒔きから栽培し始めたのに失敗した!なんて人も、春蒔きからでも大丈夫です。
春蒔きからの栽培に適した時期は、
- 温暖地:2月~3月下旬、収穫は5月~6月下旬
- 寒冷地:3月~4月、収穫は6月~7月下旬
- 北海道:4月~5月下旬、収穫は7月~9月
春蒔きに適した栽培種は、
- 短い期間で成長する「ツルなし種」を選ぶこと
エンドウには「ツルあり種」と「ツルなし種」があり、ツルあり種のほうが実の付く場所(ツル)が多いため、収穫量は多めです。
ただ、冬越しをしない育てやすさと、成長期間が短く害虫の被害も少ない手軽さを考えると、初心者には「ツルなし種」の春蒔きから栽培することをおすすめします。
支柱を使ったスナップエンドウの栽培(育て方)
エンドウには「ツルあり種」と「ツルなし種」があると書きましたが、マメ科の野菜で、どちらもそれぞれある程度の高さには伸びます。
ツルあり種は120㎝程にまで成長し、ツルなし種とはいえ、こちらも60~70㎝にまで成長します。
ツルが伸びて成長する野菜は、実がなるとその重みで倒れてしまうので、必ず支柱やネットをしっかりと立てて、ツルを上に伸ばし倒れないにようにしてあげましょう。
「ツルあり種」は約2m、「ツルなし種」は約1mの支柱を用意し、ツルが伸び始めてきたら立ててあげてください。
初めはひもなどでゆるく支柱に結び付けて誘引してあげると、支柱に絡みやすくなります。
効果的な摘芯は?
スナップエンドウの収穫量を増やすためにも、摘芯して育てることが大切です。
そのままにしてしまうと、枝どうしが込み入り、日当たりが悪くなったり、風通しが悪くなったりしてしまいます。
更に栄養の行き届きも悪くなります。
親ツル、子ツルには花がよく付き、その後実になりますが、子ツルから孫ツルになるにつれ、花が付きづらくなります。
中心になるツル意外は風通しを良くするためみも摘芯しましょう。
その後の収穫量に影響が出てしまいます。
病気には気をつけて!
どの野菜にも栽培時には気をつけないといけない病気ですが、スナップエンドウの代表的な病気には下記のようなものがあります。
どの病気の場合も、早めに適した薬剤を散布するなどして対処し、被害を広めないように注意しましょう。
うどんこ病
うどんこ病は、下葉から発生し、葉や茎の表面に白粉が生じます。
風通しを良くすることで防ぎやすくなります。ツルが絡まないように誘引し、適切な摘芯を行いましょう。
褐紋病・褐斑病
葉や茎に褐色の小さな斑点が生じます。
薬剤などで対応しましょう。
モザイク病
葉にモザイク症状が現れます。また、葉や茎の変形などが見られます。
アブラムシがモザイク病を媒介することがあるので、アブラムシの防除を徹底するようにしましょう。
まとめ
スーパーなどで売られているのを見ると、あまり量がなく少し高価なイメージもある野菜です。
しかし、一回育てれば、バケツ一杯に収穫できることもあるほど豊作が期待できるスナップエンドウ。
あのシャキシャキという歯ごたえをぜひとも新鮮なもので味わってみたいものですね。