おならの原因は?

 

おならは、腸内で発生したガスが、肛門から排出されるものです。

1日の回数としては、平均約5~6回とされていますが、食生活などにより、ガスがたまりやすく回数も増えたり、食べたものによってニオイも変わります。

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おならの原因

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おならがお腹にたまるのは、生活習慣病、ホルモンの影響、心理的要因、病気などが考えらます。

 

考えられるおならの原因

  • 便秘により腸の中にガスがたまる。
  • ストレスにより腸の中でガスが増加する。
  • 食物繊維を多く摂る。
  • 肉類やニオイの強い食品の食べ過ぎなど。
  • おならがたまりやくなる、胃(慢性胃炎など)や腸(大腸ガンや過敏性腸症候群など)の病気。

 

おならを我慢すると

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なかなか、他の人には相談しづらい「おなら」は、普通病気ではありません。

自然なことなのですが、おならは我慢すると体に悪影響を及ぼします。

しかし、外出先では我慢をしないといけない場面が、多くあるのではないでしょうか。

 

おならを我慢すると、体にどのような影響があるのでしょう?

おならを我慢することで、小腸の中にガスがたまり、腸の中にたまった大量のガスが、肝臓や胆嚢、膵臓などを圧迫し負担をかけてしまいます。

腸の中で悪玉菌や有害ガスが増加するため、大腸や小腸に発がん性物質を発生させてしまうこともあります。

 

我慢することで、腸の中に増加してしまったおならのガスは、腸管から再吸収されて血液の中に溶け込んでしまいます。

それによって、皮膚や呼気(肺から排出された息)から体外に排出されてしまうことになるので、体臭や口臭の原因になってしまいます。

 

 

おならのニオイ

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おならの悩みで一番多いとされるのが、おならの「ニオイ」です。

おならの成分の99%は、窒素(78%)や水素(13%)、二酸化炭素などで無臭だといわれています。

 

それなら、なぜ、おならにニオイがでるのでしょう?

実は、ニオイの元は、残りの1%にも満たない微量の成分が原因で、ガスが便と一緒に過ごす間に、この微量の成分が加わって発生するとされています。

 

そもそも、おならの元は、口から飲み込んだ空気であり、それは無臭ですが、その空気が体内に入り、腸内で便と一緒にくっついている間にニオイがつけられてしまうのです。

おならのニオイの元を作っているのが、腸内の悪玉菌ですが、この悪玉菌が、脂肪やたんぱく質を分解して、悪臭を作り出しているのです。

つまりおならは、悪玉菌が増えると臭くなるということです。

 

おならのニオイは、お肉などの動物性たんぱく質などを食べると、腸の中で悪玉菌を増やして食べ物が分解されるときに、ニオイの元となる悪性物質が発生するからといわれています。

極度なストレスから、自律神経が乱れ腸内細菌のバランスが崩れ、それがガスのニオイを強くされるともいわれています。

 

年齢とともに、おならのニオイは強くなっていきます。

加齢により、胃や腸の機能が衰えるため、消化も遅くなり、胃や腸の中に長くとどまり、ガスの発酵が進むことでニオイが強いおならや便になってしまいます。

おならのニオイを解消するには、「ヨーグルト」や「緑茶」です。ヨーグルトの中には、腸内の悪玉菌の繁殖を抑えて、悪臭を減らしてくれます。

また、お茶に含まれるカテキンも悪玉菌を抑えて、善玉菌を増やしてくれるとされています。

 

特に、強いニオイがあるおならには、大腸ガンや、潰瘍性大腸炎など重大な病気が隠されている場合があるので、注意が必要です。

まずは病院で検査を受けられると良いでしょう。

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おならが多い

おならの回数が多くなるのは、さつま芋やごぼう、こんにゃくなど食物繊維が豊富な食べ物が原因とされています。

その食べ物などが腸の中で分解されるときに、発生される炭酸ガスやメタンガスがおならとなって発生します。

そのときのおならのニオイはあまりしないことが多いようです。

 

おならが腸内に発生する元となるものは、主に「炭酸飲料」「口から飲み込んだ空気」「食べ物の分解されたガス」などとされています。

 

おならの回数やニオイを減らす工夫をしましょう!

  • 規則正しい時間に食事を摂りましょう。
  • ストレッチやお腹をねじる軽い運動をしましょう。
  • 食事はよく噛んで、ゆっくり時間をかけて食べましょう。
  • ヨーグルトや納豆など、発酵食品を毎日食べてお腹を整えましょう。
  • 肉類や炭酸飲料、ニンニクや玉ねぎなど控えるようにしましょう。

 

 

おならが止まらない

おならが止まらない場合には、実は病気が隠されていることもあります。

おならが止まらない原因の一つとして、慢性便秘や呑気症(空気を大量に吸い込むことでお腹が張ってしまう)、過敏性腸症候群などがあげられています。

 

ここでは、おならが止まらない原因の一つである「過敏性腸症候群」について少しご説明します。

過敏性腸症候群は、大腸の運動、分泌機能の異常から起こる病気で、「ストレス」や「ねじれ腸」が原因で、何度も便秘と下痢が繰り返される病気です。

その他、過敏性腸症候群の原因には、「大腸ガン」「潰瘍性大腸炎」「クローン病」など重大な病気が隠されている場合もあります。

 

オナラが止まらない原因は「過敏性腸症候群」かも?

  • お腹が張りがちで、オナラがよくでる。
  • 電車に乗ると便意をもよおす。
  • 便秘しがちで、たまにコロコロした便がたまる。
  • 便秘かと思ったら、下痢をしたりする。
  • 腸や血液検査では、「異常なし」といわれた。

過敏性腸症候群・セルフチェック

下記のような症状がひとつでもあてはまるようであれば、大腸に異常がある病気(大腸ガンや潰瘍性大腸炎など)の病気が隠されているかもしれません。

  • お腹が張る。ガスがよくでる。
  • 便が細い。残便感がある。
  • 排便の時出血する。
  • 便秘と下痢を繰り返す。
  • 3ヵ月ほどの間に、月3日以上便秘、もしくは下痢をしている。

※一つでも、チェックがついたら大腸の検査を受けてみましょう。

症状としては、不安定型、慢性下痢型、分泌型、ガス型の4つに分けられています。

「ガス型」では、過剰なストレスによってガスがたまり、症状が重くなると、無意識にガスやニオイが漏れてしまいます。

 

ストレスが原因の場合

治療法として、ストレス対策と薬、食事などの生活習慣の改善が大きな柱となります。

気をつけたいのはコーヒーやアルコールの摂り方です。どちらも下剤のような働きがあるので摂りすぎないように注意しましょう。

 

ねじれ腸が原因の場合

ねじれた部分に便がたまることで、しつこい便秘になります。

大量の便をためこんだ腸は、その重さで垂れ下がってしまうことがあり、さらに深刻な便秘を引き起こしてしまうので要注意が必要です。

 

ねじれ腸で悪くなった便通を改善するにはマッサージが有効とされています。

便秘にはウォーキングより、お腹周りを動かすラジオ体操の方が、効果があります。(腰を回す運動の方が効果有り!)

食物繊維だけでなく、バランスの良い食事を摂るようにしましょう。(炭水化物を極端に減らすと便秘になるので注意する!)

 

便が詰まりやすい下記に述べた部分を重点的に、番号順にお腹を押して、ひねるだけの簡単マッサージをしましょう。

マッサージによって、便が通過しやすくなります。

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大腸がねじれやすい場所をマッサージ!

「下行結腸」「S状結腸」「横行結腸から、下行結腸への曲がり角」を刺激して、「ねじれ腸」改善しましょう。

起床前・就寝前など、朝晩3分ずつでOK!

お腹のマッサージで、頑固な便秘スッキリ!

 

左腹部に位置する「下行結腸」を刺激しましょう。

(①と②をそれぞれ、30秒繰り返します。)

① 左腹部を両手の指先で左右交互にトントン押しながら、少しずつ上方から下方に向けて移動しましょう。

② 上と同じ場所を、今度は押しながらプルプルと小刻みに揺らしながら、上下に移動しましょう。

※そのとき、指先をお腹につけたままプルプルと小刻みに動きましょう

 

下腹部にある「S状結腸」の通りを良くしましょう。

(①と②をそれぞれ、30秒繰り返します。)

① 両手の指先をおヘソの下に当て、左右交互にトントン押しながら、少しずつ上方から下方に向けて移動しましょう。

② 上と同じ場所を、今度は押し揺らしながら、上下に移動しましょう。

※そのとき、指先をお腹につけたままプルプルと小刻みに動きましょう。

 

横行結腸から、下行結腸への「曲がり角」を刺激しましょう。

① 足を肩幅より広めに開きましょう。

② 両腕を肩の高さに上げ、体を大きく左右にひねります。

③ 上体を左右に大きく1分間ひねりましょう!

※このとき、下半身はなるべく動かさないでおきましょう。

 

便秘薬に頼りすぎず!まずは生活の見直す!

便秘薬を使いすぎると腸が疲れて動きが鈍ってしまいます。そのため、余計に便がでにくくなります。

排便のリズムを整えるため、規則正しい生活と積極的な運動を心がけましょう。

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