《おはぎ》を極める!!

 

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「おはぎ」とは、うるち米と餅米を混ぜたものを蒸した(炊いた)もので、米粒が残る程度に軽く潰して丸め、その周りに餡をまぶした食べ物です。

「ぼたもち」とも呼ばれています。

日本では、独自の風習で、お彼岸(春・秋)やお盆になると、「おはぎ」や「ぼたもち」をお墓やお仏壇にお供えする習慣があります。

その理由として、小豆の赤色には、災難から身を守る効果があるとされ、邪気を払うと言う信仰から、ご先祖様の供養と結びついたと言われています。

 

 

おはぎの作り方

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お彼岸になると仏壇にお供えするおはぎは、昔に比べ、炊飯器を使って簡単に作ることができます。

たくさん作って余ったら冷凍保存しておくと、食べたい時にいつでも解凍して作りたての美味しいおはぎの味が楽しめます。

おはぎ(ぼたもち)の作り方

《作りやすい分量》

・餅米5合

・塩小さじ1

・小豆カップ1

・砂糖170g

・塩1g

・水(餅米を炊く時の水)

 

《下準備》

・小豆は、サッと洗って、たっぷりの水に一晩浸しておく。

・餅米は、サッと洗い、たっぷりの水に一晩浸しておく。

 

《作り方》

【小豆を煮る】

①水に浸した小豆を流水で洗ってザルに上げておく。

②鍋に小豆を入れて、小豆がかぶるぐらいの水で煮る。

③小豆が沸騰したらお湯を捨てる。

④再び水を加えて、柔らかくなるまで煮ます。
(煮上がったら小豆とゆで汁を分ける。)

⑤小豆に砂糖と塩を加えて、やさしく混ぜ合わせて中火にかけて餡を作る。
(火にかける前に、小豆と砂糖をなじませる。)

⑥木べらで、小豆の粒を崩しすぎないように注意しながら、手早く水分を飛ばすように煮る。
(パットに移し、粗熱がとれたら、冷蔵庫の中に入れて落ち着かせる。)

 

【餅米を炊く】

⑦水に浸した餅米を流水で洗い、餅米に対して1割増の水加減で炊く。

⑧炊き上がったら塩を加えて、すりこ木でつくように潰す。

⑨食べやすい大きさに手で丸め、餡をその周りにたっぷりまぶす。

※1升炊きますと、大きさにもよりますが、約50個のおはぎが作れます。

※おはぎは余ったら、ラップに1個ずつ包んで、冷凍保存ができます。
(自然解凍するか、電子レンジで温めて食べて下さい。)

 

 

おはぎのカロリーは?

ストレスや疲れを癒やしてくれる甘い「おはぎ」、美味しくてつい食べ過ぎてしまいがちになります。

健康管理に気を配っておられる方や、ダイエットされている方などにとっては、カロリーが大変気になりますよね!!

 

おはぎのカロリーは大きさやお店の作り方によって異なります。

・粒餡おはぎ:1個 約180 kcal
・粒餡おはぎ(小):約100kcal
・黄な粉:1個 約113kcal

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おはぎの栄養と効能は?

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小豆に詰まった栄養素で、毎日元気で健康に!

小豆の外の皮に含まれる「サポニン」という成分は、溶血作用や利尿作用があります。

血栓(血管の中を流れる血の塊)を溶かす働きや、むくみにも効果があるとされています。

 

小豆の煮汁効果

紅茶の色素と同じのD-カテキンが含まれる。

体内の過酸化脂質を抑える。

発ガン抑制効果がある。

 

小豆の栄養素と効能

ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、リン、鉄などの栄養素が含まれています。

肩こりや、疲労回復、低血圧、二日酔いなどに効果があります。

 

ビタミンB1:脚気の予防・苛々、無気力

ビタミンB2:体内の代謝を高め、肌を美しくキープ

カリウム:利尿作用

食物繊維:便通・緩下剤

鉄分:貧血

食物繊維:便秘や美容に

 

おはぎと、ぼたもちの違いは?

「おはぎ」と「ぼたもち」は、見た目は同じなのに、何故名前が違うの?

春に作るものを「おはぎ」、秋に作るものを「ぼたもち」と言います。

季節に合わせて呼び分けられているだけで、両方とも同じ食べ物とされています。

 

おはぎは、萩の花が咲く季節(秋)に合わせて作られ、「秋の花の呼び名」として「お萩」と書き、「おはぎ」と呼ばれるようになったそうです。

また、牡丹の花が咲く季節(春から初夏)に合わせ作られ、「春の花の呼び名」として「牡丹餅」と書いて「ぼたもち」なったそうです。

 

また、時代や地方、和菓子店などによっては、こし餡を使って作られてものを「ぼたもち」、粒餡を使って作られたものを「おはぎ」と言ってるケースもあります。

作り方一つで「おはぎ」と「ぼたもち」の呼び名も違ってくる場合もあるそうです。

 

秋分の日は、おはぎを作ってご先祖様を供養しましょう。

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「秋分の日」は、「ご先祖様を敬い、亡くなった人をしのぶ日」とされでいます。

1948年(昭和23年)に、9月23日を「秋分の日」と法律で制定され、国民の祝日の一つとなりました。

 

「秋分の日」は、春分の日と同じく、昼と夜の長さが同じになる日とされています。

「秋分の日」の3日前の日を「彼岸の入り」と言います。

「秋分の日」の3日後「彼岸明け」と言います。

「秋分の日」の7日間を「彼岸」と言います。

「秋分の日」は、その中間にあるので、「彼岸の中日」とも言われています。

「秋分の日」を中心とした1週間は、「秋彼岸」と言われています。

 

ご先祖様の霊をご供養するために、秋彼岸になるとお墓参りに行き「おはぎ」を作って、お供えするのが、日本の風習となっています。

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