ノロウイルスの感染ルートは?症状は?潜伏期間は?新型ノロウイルスとは?徹底調査!!
小さなお子様がいるご家庭では、特に気になる病気や感染症。
そのうちの一つ、ノロウイルスも感染してしまうと大変ですよね。
感染ルートを知って予防するとともに、感染してしまった際の注意点を知っておきましょう。
ノロウイルスの感染ルートは?
ノロウイルスは、秋口から春先が多く、食中毒での冬型の原因ウイルスと言われています。
その感染ルートとしては、食べ物からの感染・経口感染・飛沫感染・空気感染があり、中でも、ヒトからヒトへの感染がノロウイルス流行の主な原因となっています。
食べ物からの感染
カキなどの二枚貝が感染原因の一つです。
ノロウイルスが含まれた海水をプランクトンと一緒に体内に取り入れたカキなどを、私たちが食べる際、十分に加熱されていないと感染することがあります。
特に、抵抗力が弱っている際や、小さなお子様などが感染しやすいと言われています。
85℃以上の温度で1分以上の加熱処理をすることがノロウイルスの殺菌には有効です。
注意して食べるようにしましょう。
ヒトからの感染
ノロウイルスの大きさはとても小さく、更に少量でも感染するというかなり強力な感染力を持ったウイルスです。
そのため、感染者の吐しゃ物や、糞便の処理をする際に手のしわや爪について感染したり、ウイルスの付いた手で触ったドアノブや便器などからも感染することがあります。
ノロウイルスの場合、感染すると症状が治まった後も2~3週間もの間、便にウイルスが含まれている可能性があります。
ウイルスが含まれている限り、他の人が接触すれば感染する可能性があると言えますので、看病する際などには十分気をつけ、二次感染が起こらないようにしましょう。
ノロウイルスの症状とは?
学校など、限られたスペースの中で多くの人と接触する場所では、咳やくしゃみなどから飛沫感染してしまうこともあります。
もしウイルス感染してしまったら、症状から早めに自覚し、対処することが大切です。
ノロウイルスに感染した時の症状は、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・37℃以上の発熱などです。
発症すると、腹痛や微熱から始まり、我慢できないほどの腹痛や激しい吐き気をもよおします。
その後、水のような便が出る下痢の症状が現れます。
この症状は、健康な成人の場合1~2日で収まりますが、免疫力が低下している際や、乳幼児は長引くこともありますので、注意が必要です。
また、大人と子供では症状の出方にも少し違いがありますので注意してください。
子供の症状
- 発熱はないが、消化器症状だけが現れる
- 下痢はないが、嘔吐が多い
大人の症状
- 吐き気・嘔吐・腹痛の症状が現れるが、特に下痢が多い
ノロウイルスの潜伏期間
感染から平均で24~48時間、早い人は10時間ほどで症状が現れることがあります。
食べ物からの感染であれば前日や2日前のものが原因と考えられます。
また、ノロウイルスの場合は、症状がみられない潜伏期間中は二次感染が起こりづらいと言えます。
ノロウイルスにかかった際の食事はどうしたらいい?
ノロウイルスの症状として、腹痛・吐き気などがありますので、どうしても食欲がわかず何も口にできない、ということになりがちです。
ただ、下痢や嘔吐による脱水症状が重症化することもあるので、小まめに水分摂取することなどが大切です。
その際は、水や、スポーツドリンク、経口補水液などを胃に負担をかけないように常温で摂取するのがおすすめです。
少しでも食事をできる状態であれば胃に優しく消化しやすいものを心がけましょう。
おかゆやおじや、すりおろしたリンゴなどがいいですね。
また、乳酸菌の入ったヨーグルトは免疫力アップの効果もありますのでお勧めです。
新型ノロウイルスとは?
ノロウイルスとひと言で言っても、実は遺伝子の違いにより40種以上も存在しています。
また、それらが更に変異することがあり、それがでてきた際、「新型ノロウイルス」と言われます。
毎年、冬の時期に現れやすいことには変わりませんが、いつもとは違う種類の型であれば、出る症状も変わってくることがあるので、注意が必要です。
新型ノロウイルスと言われるものの場合でも、予防法はそんなに変わりません。
まとめ
うがい手洗いを徹底する。
カキなどは特に、食品は十分な加熱処理をして食べる。
吐しゃ物や便の処理からの二次感染には注意する。
これをぜひお子様とも共有して、感染予防してくださいね。
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