ナスの植え方・育て方に秘密あり!!
ナスは、ほとんどが水分ですが、こう見えて栄養満点で低カロリーでヘルシーな野菜なのです。
そんなナスをご自分で作ってみませんか?
愛情一杯に育てて収穫された手作りナスの味は、ひと味違う贅沢な味わいになるでしょう。
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ナスは栄養豊富
ナスに含まれる栄養素として、食物繊維やカリウム、ビタミンB1、ビタミンC鉄、カルシウムなど含まれています。
特に色素成分である、「アントシアニン(皮の部分に豊富に含まれている)」には、血圧降下や、コレステロール値を下げて動脈硬化の予防に最適です。
さらに、目や肝臓の働きを活性化させる効果で高い抗酸化作用があります。
ナス 育て方
- ナスは種から植えて苗になるまでに約80日もかかるので、苗を購入します。
- ナスを植える約2週間前には若土石灰と堆肥を入れて土作りをします。(ナスは、乾燥に弱いので保湿性のある土がいいでしょう。)
- 苗を購入後は、日当たりが良い場所に2日ぐらいあけてから植えます。(ポットから取り出しやすくさせるために、植え付ける前日に水をたっぷり与えておきましょう。)
- 土に大きめの穴を掘り、苗を植え付けます。(苗は土が少し隠れるくらいの深さに浅めに植えます。)
- ナスの苗を植えてから1ヶ月間は、追肥の必要はありません。(一番花が咲いたら、株の周りに追肥を与えましょう。)
- 主枝と、最初に咲く一番花が咲いたら、すぐ下のわき芽を2つ残して、それより下のわき芽は全部摘み取ります。(中心の枝が太くなり、実の付きが良くなります。)
- 最初の追肥は苗を植えてから、約1ヶ月後の収穫時から始めます。(肥料切れに注意して、化成肥料を定期的に追肥しましょう。)
- 土が乾燥しないように、水を十分に与え、敷きわらを敷いておきます。
- 開花後約20日~25日後には、収穫ができます。ナスの株が疲れると収穫量が減るので、早めにハサミを使って丁寧に収穫をします。
- 最初の1番果の株が、12㎝前後の大きさになったら収穫します。
- 真夏になったら、株の周囲にスコップを入れて古い根を切り落とします。
- 株の状態が良ければ、短い枝は残し、生育の良い芽の上で切り戻します。(1ヶ月後ぐらいに、切り返したところから、再び1番花が咲き、秋ナスが収穫できます。)
ナスを上手に育てるコツ
- ナスの根は、土の下深く根を張る性質なので、深底の鉢で栽培します。
- ナスは、乾燥に弱い性質なので、夏前には土が乾燥しないように水をたっぷり与え、敷きわらを敷いておきましょう。
- 収穫が始まってから、肥料切れを起こしてしまうと実の付きが非常に悪くなるため、追肥を忘れずに行います。
- ナスは収穫期間が長く、一度ピークが過ぎても7月頃に切り戻せば秋ナスの収穫が楽しめます。
ナスの栽培方法
移植栽培と直まき栽培があります。
※ポット売りされた苗での移植栽培は、簡単にできるので初めての方にはオススメです。
苗選びのポイント
- 苗は、枝や茎が間延びしていないもので、節が太いものを選びましょう。
- ナスは種を蒔いて苗を育てるのは難しく、毎年同じ場所での栽培にも弱いため、初めての方は、接ぎ木苗から育てることがオススメです。
ナスがよく育つ適温
- 夜の適温:15~16度
- 昼の適温:28~30度※10℃以下では生育が悪くなります。
ナスはお日様が大好き!
- 日光にしっかりあてないと発色不足になります。
- 重なり合った葉は、取り除いてナスの日当たりをよくします。
ベランダでナスの栽培・育て方
準備するもの
- 支柱ホルダー付きの野菜プランターや10号鉢ぐらいの深めの植木鉢など。
- 市販培養土、有機野菜の土など。
- 長さ70cmぐらいの仮支柱・支柱竹、園芸用網管支柱など。
- 鉢底石、誘引用ひも、鉢底ネット、移植ゴテ、ハサミなど。※鉢底石は、台所用の水切りネットに入れて、輪ゴムでしばっておくと、土を再利用するときに便利です。
ナスは育て方手順
- 通気性や排水性を高めるために、深めの鉢やプランターの底が隠れるくらいの鉢底土を入れます。
- 市販の培養土を入れます。(元肥が含まれていない土を使用するときは、あらかじめ元肥となる肥料を与えておきましょう。)
- 苗を逆さまにして、ポットから取り出し苗を植えます。
- 苗を植えた後、苗の周りを土で埋めてあげます。
- 倒れ防止やナスの重みで枝に負担をかけないように、支柱を立てます。
- 植え付け完了後に、たっぷりの水を与えてあげましょう。
- 成長後から収穫までの手順は、上記の【上手に育てるコツ】と同じです。
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ナスの育て方 種まき
ナスの種まき・植え付け・収穫時期
- 種まき:2月~5月上旬
- 植え付け:4月上旬~6月上旬
- 収穫時期:6月中旬~10月上旬
- ナスは、高温を好むため、早植えはしないようにしましょう。
種から植える場合のコツとポイント
ナスは種から苗にするまでには、約80日間かかります。
- 種から植えるときは、後で定植しやすいように、ポット蒔きにします。
- ナスの苗が順調に育ち、育苗ポットでは狭くなってきたら、畑やプランターへ定植しましょう。
- 畑に種を蒔くときは、ナスは根を深く張る植物なので、深めに耕して元肥(種まきに先立って蒔く肥料)もしっかり与えておきましょう。
- 土作り作業は、植え付けの7~10日前に済ませておきましょう。
ナス 育て方 水やり
水のやり方と注意
- ナスは、乾燥に弱いため、水切れしないよう注意しましょう。
- 表面が乾いたら、たっぷり水をあげましょう。
- 乾燥したままにしておくと、すぐに葉が萎れます
- 夏期は、土の温度が低い早朝に水やりをしましょう。
ナス 育て方 病気
梅雨時期に発生する病気と対策
- 灰色のかび病
- 褐色腐敗病
- すすかび病
- 風通しと日当たりをよくして、早期防除に努めましょう。
収穫直前に発生する病気と対策
- 連鎖障害で起こる青枯れ病※病気の発生を抑えるので、接ぎ木苗を植えましょう。
ナスを栽培する際に発生する害虫
- テントウムシダマシ
- ヨトウガ
- ハスモンヨトウ
害虫被害対策
- 害虫被害が手に負えなくなったら、主枝株元の1芽まで切り落としましょう。
- 気温が低下すると収穫ができなくなるので、8月上旬までに切り戻しをすることで、秋にも収穫ができます。
ナス 育て方 肥料
肥料はタイミング良く
収穫のときに、肥料が不足してしいると、極端にナスの実の付きが悪くなるため、肥料を追加して与えてあげましょう。
ナスの追肥のタイミングと注意
- ナスの苗を植えてから1ヶ月間は追肥の必要はありません。
- ナスは肥料切れを起こすので、実がなり始めたら、定期的に追肥を行います
- 1番花の実が膨らみ始める定植後(他の場所に植えかえる)の約1ヶ月経過した頃に、ナスの株の周りに追肥を行いましょう。
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