マイナスカロリーは夢の救世主?食べても食べても痩せるだけ?
私たちの永遠の夢である魔法の食べ物?
とどまることのない食欲を十分に満たし、なおかつ痩せることができるという、マイナスカロリー食品。
カロリー計算の必要もない、この理想の食べ物は、邪魔な脂肪を燃やしてスッキリ身体を取り戻したい人にとっては、まさしく救世主ではないでしょうか?
(※効果には個人差があることを、ご理解お願いします。)
項目
マイナスカロリー食品っていったい何?
おおまかに言えば、ローカロリーで食物繊維が豊富な食品が、マイナスカロリーあるいはネガティブカロリー食品と言われています。
食物繊維が豊富とういうことは、その消化吸収のために胃腸の動きが活発にならざるを得ません。
胃腸がよく動いて、私たちの身体からカロリーを消費させ、その消費されたカロリーが食べた食品自体の持つカロリーを上回る。
その結果、脂肪の燃焼が促されて痩せると言うことになるのです。
食品で代表的にいわれているものは、こんにゃく、キャベツ、カリフラワー、セロリ、キュウリ、レタス、ほうれん草などです。
海藻類ではワカメや昆布。
飲み物では、かつて脂肪を洗い流すと言われた烏龍茶などです。
あとは、カプサイシン豊富な唐辛子が脂肪を燃焼させ、身体をぽかぽかあたためるからいいとも言われていますね。
甘いフルーツだってマイナスカロリー食品?
ダイエット中は、甘いので避けられがちなフルーツ。
でも、フルーツだって立派なマイナスカロリー食品です。
代表的なところでは、りんごやグレープフルーツ、オレンジ、パイナップルなどで、特にりんごはりんごダイエットでも有名です。
食事前に食べると満腹感がすぐに得られ、整腸作用もあるので、ダイエットにはもってこい!なフルーツと言われています。
マイナスカロリーダイエットの理論
食品の持つ植物繊維が、私たちの身体での消化吸収を手間取らせるので胃腸の動く時間が増える、すなわち余計にカロリーを消費する。
ということはわかるのですが、具体的にはどうなのでしょう。
りんごを例に取ってみると、りんご1個(可食部255g)のカロリーは135kcalです。
このりんごを私たちの身体が消化してしまうまでには185kcalのエネルギーが必要となり、50kcalが私たちの脂肪から消費されるということになります。
マイナスカロリーダイエットのレシピ
では、実際、マイナスカロリー食品を使った料理を作ってみましょう。
腸のお掃除役と言われるこんにゃくは、水溶性の植物繊維が脂肪を吸着して体外へ排出すると言われています。
馴染み深いこんにゃくと身体温め効果の強い唐辛子を使ったダブル効果のこのレシピの作り方は至って簡単です。
1.小さく切ったこんにゃくと、ニラ・キャベツ・お好きなキノコを適量用意し、少量のごま油で炒めます。
2.別皿に用意した、おろしニンニク・ネギみじん切り・すりごま・唐辛子各小さじ1程度と醤油大さじ1を、炒めたこんにゃくと野菜類の鍋に入れて加熱し、味をなじませて出来上がりです。
お好みでコチュジャンやしょうがのみじん切りを入れると風味が増して飽きません。
マイナスカロリー食品とは言え、けっこう美味しく、おかずとしてもおつまみにもお勧めです。
でも、マイナスカロリーでやせられるなんて、嘘だって話も!
確かにマイナスカロリーと言われている食品をとり続けると、最初は体重の減少が見られることもあります。
ただ、私たちの身体はカロリー不足の状態を危機!と受け止め、かえって脂肪を蓄える方向に働くようになります。
これは、太古の狩猟時代の昔から私たち祖先の命を守り続け、伝えられてきたシステムですから、今日明日には変えようがありません。
それを防ぐにはやはり良質なタンパク質の補給が必要となります。
ダイエット中はお肉は控えめにという話はよく聞きます。
しかし、太るとされているお肉にはタンパク質のほか、L-カルニチン・ビタミン・ミネラル・鉄分が含まれており、脂肪の燃焼UPを助けてくれるのです。
ローカロリーで繊維の多い野菜は、確かに消化に時間がかかる食品ですので消費カロリー量も多くなります。
これも、私たちの体温を下げて、代謝の悪い身体を作ってしまいます。
マイナスカロリーフードばかりに偏らず、赤身の肉や魚を食べるなどアタリマエのことが必要です。
昔から言われているように、「バランスよく」を基本にして、健康な食生活を送って行きたいものです。
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