寝不足は、頭痛、吐き気、動悸など、さまざまな障害が現れます。
寝不足は、体と心を休める大切なメンテナンス時間を妨げます。
睡眠は、人生の3分の1を占めている重要な時間です。
質の良い眠りが得られないと、朝気持ちがよく起きられなくなります。
さらに、1日中眠くてだるかったり、気持ちが落ち込んだりとすっきりしません。
さらに、昼間フル回転した体を休めて、エネルギーを蓄えリラックスさせることが必要です。
寝不足は、そのような新陳代謝が得られず、明日への活力も妨げることになります。
寝不足による頭痛
頭痛の原因や種類にもいろいろあります。
- 一般的に起こる、慢性的な偏頭痛から、血圧や神経痛、肩こり、心因性やストレスなどによる頭痛もあります。
- くも膜下出血や髄膜炎などのような重篤な疾患を発症した場合、その前兆として激しい頭痛が起きる場合もあります。
- 自律神経の乱れから、睡眠不足と頭痛の原因になることもあります。
寝不足による頭痛の原因には、血の巡りが悪くなり脳に必要な栄養や酸素が足りなくなり、頭痛を引き起こすとされています。
睡眠をしっかりとらないと、脳や体の細胞もしっかり休むことができません。
その状態で、無理に体を動かすと、脳細胞が壊されないように、脳が防御しようとしてしまします。
この防御反応が脳の血流を少なくしてしまい、頭痛を発症してしまいます。
寝不足による吐き気
寝不足による吐き気の原因は、免疫力が低下することが原因とされています。
免疫力が低下すると、吐き気を伴う他、苛々、食欲不振、ホルモンバランスや自律神経の乱れます。
思考力や記憶力の低下、さらに、肺炎やガンなど、体のあちこちに不調が生じます。
質の良い睡眠で、心と体を十分に休ませて免疫力UPを目指しましょう。
寝不足も、セルフケアが大切です。
日常の過ごし方や環境を見直して、睡眠のリズムを整えるケアをしましょう。
質の良い睡眠をとるためのセルフケア!
- 眠くなったら、ベッドに入る。
- 寝室の環境を整える。
- 起きる時間を一定にする。
- 夕食は寝る3時間前までに済ませる。
- 眠る1時間前に、ぬるめのお風呂に入る。
- カフェインやアルコールなどは飲まない。
- ストレッチで、全身の緊張をほぐす。
- 昼寝など、仮眠もとる。
- パジャマなど、肌触りや汗の吸収性など自分に合うものにチェンジ。
- 寝室は暗くする。
- 音楽を聴くのは、寝る前までにする。
- まくらを見直す。
- 寝る前に強い光は避ける。
- 夜はハードな運動は避ける。
寝不足による動悸
私は、ホルモン治療をしているので、ホルモンバランスや、自律神経の乱れからから寝不足が続き、動悸などの症状がよく起こることがあります。
寝不足が続くと、動悸を引き起こすことがあります。
その原因の一つに、睡眠不足によって血圧が低下して、体の中に送り出される血液の量が減ることで、動悸がおこるとされています。
しかしながら、動悸にプラスして、胸痛や息苦しさなどの自覚症状がある場合は、他の病気が隠されている場合があります。
病院へ行くことをお勧めします。
寝不足によるむくみ
睡眠不足とむくみの関係
質の良くない睡眠は、むくみを発症する原因になると言われています。
生活のリズムが乱れ、体の疲労が続いた状態で寝不足になると、疲労物質が細胞内に蓄積されて、細胞が酸素不足の状態になってしまいます。
酸素不足になると血管が拡張し、静脈から回収する水分量が追いついて行きません。
そのため、体内の余分な水分が皮下組織にたまり、むくみとなってしまうのです。
むくみ予防!寝る前にすること!
- 足を高めのクッションの上に置いて寝てみましょう。
- 熱いお湯は、交感神経が刺激されてしまうため、40度程度のぬるま湯で、半身浴をしましょう。
- ストレッチで体の緊張をほぐしましょう。
- 夜更かしをせず、決まった時間に眠るようにしましょう。
- お風呂は寝る1時間前に入りましょう。
- 睡眠に悪影響がある寝酒は飲まないようにしましょう。
- 水分のとりすぎに注意しましょう。
寝不足と基礎体温
個人差はありますが、寝不足になったり、寝過ぎたりすると基礎体温が高くなってしまうと言われています。
また、寝不足により、ホルモンバランスも崩れてしまいます。
女性ホルモンは、分泌のバランスが複雑で、生活のリズムが乱れたりストレスが大きかったり、体調不良などがあると眠りたいのに眠れないなどの症状がでます。
女性には睡眠不足になりやすい要素が数多くあります。
そのため、基礎体温も乱れがちになり、生理周期や排卵日などにも影響されてしまいます。
基礎体温測定
基礎体温測定は、毎日同じ時間帯に眠り、4時間以上は睡眠をとった後が最適です。
毎朝同じ時間帯(目覚めた時)に測定するのが良いとされています。
まずは、寝不足を解消して、乱れた基礎体温を一定に保ちましょう。
睡眠をサポートするサプリメントや健康食品などもありますので、利用されるのも良いと思います。
寝不足から不眠症に
長い時間、眠れなかったり、眠っても何度も目が覚めたり、眠りたいのに眠れない状態が続くことで、やがて不眠症になってしまいます。
眠らない状態が続いたら、迷わず病院へ行きましょう。
ただの寝不足から、不眠症を発症すると、頭痛や眠気、倦怠感、不安、うつ気分、集中力や意欲の低下などがおこります。
さらに、肌荒れ、便秘など、昼間の生活にも悪影響が出てきます。
こうした状態が週3回1ヵ月以上続くと医学的に不眠症と診断され治療が必要になってきます。
最近では、睡眠外来と呼ばれる睡眠トラブル専門の病院も増えてきました。
不眠症になる前に、寝不足を改善したいものですね。
不眠症になる前に受診を!
ストレスを抱えると、疲れすぎている時も、体は休みたいのに心は興奮状態にあるので眠りの質が悪くなることがあります。
寝不足が週3回以上、眠れない日が1ヵ月以上続いたら受診をしましょう。
不眠症なのか?不眠を来す他の病気によるものなのか?
原因を付き止めることで治療法も明確になります。
また、血圧や血糖値の上昇、ホルモンバランスの乱れ、うつ病など不眠症の悪化が引き金になる症状の早期発見にも役立ちます。
私の不眠症解決法
私は、不眠が続くと「蜂蜜入りホットミルク」を寝る前に飲んでいます。
ストレス緩和と精神の興奮を鎮めてくれる「セロトニン」は、体内で作られています。
その「セロトニン」の原料となる「トリプトファン」という必須アミノ酸が、牛乳の中にたっぷり含まれいます。
よって、安眠効果に有効とされています。
また、蜂蜜に含まれる「ブドウ糖」は、「トリプトファン」が体内で吸収を助ける役割をしてくれると言われています。
つまり、蜂蜜とホットミルク、二つ合わせて安眠効果がアップされるわけです。
私は、安眠のサプリメントや軽い眠剤など飲むなどいろいろ試しました。
しかし、薬に頼らず一番安心して飲める「蜂蜜入りホットミルク」が、一番効果がありました。
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