花粉症治療のための注射とは?効果があるの?費用はどのくらい?そんな疑問に答えてみました。

 

毎年くる辛い症状と言えば、花粉症です。

どうにかしてもっと簡単に治る方法はないの?と誰もが一度は思った事があるのではないでしょうか。

そのひとつとして注射が考えられます。

 

注射をしたら一回の治療で花粉症が楽になる!!なんて言われるとすぐにでも受けたくなってしまいます。

しかし、その治療法が本当に良いものなのか、きちんと確かめてからにしましょう。

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花粉症治療のための注射とは?

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花粉症治療のための注射があるのをご存知ですか?

1回の注射で1シーズン大丈夫というものから、1シーズンに何回か打たなければいけないものもありますが、実は何種類かあります。

中には、やはり美味しい話には・・・という程副作用があるものがありますので、注意が必要です。

種類としては

  • 花粉エキスを薄めたものを注射する「減感作療法」
  • 非特異的減感作療法と言われる、「ヒスタミン注射」
  • 処方薬との併用で治療をする「ノイロトロピン注射」
  • 多岐の効果が期待できる「プラセンタ注射」
  • 1本で長時間持続すると言われる「ステロイド注射」

などがあります。

 

 

注射の効果は?

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「減感作療法」

まずは「減感作療法」ですが、副作用が比較的少ないのが特徴です。

特定のアレルギー物質を薄くしたものを少量注射し、少しずつ増やしていきます。

通院する必要がでてきますが、少しずつ身体の免疫を高めていき、花粉症の症状を抑える効果があります。

治療には2~3年と長期に渡りますが、スギ花粉への効果は大きく、アレルギーを完治できる唯一の方法と言われています。

 

「ヒスタミン注射」

次に「ヒスタミン注射」は、減感作療法と違い、幅広いアレルギー物質に向けての効果が期待できます。

副作用は減感作療法と同様に少なく、週1・2回程度を6回繰り返せば1シーズンは大丈夫です。

 

「ノイロトロピン注射」

他に、「ノイロトロピン注射」は、即効性があり副作用が少ないです。

しかし、他に比べ効果が薄く、数日しか持たないため、注射治療単独ではなく他の処方薬との併用で行う必要があります。

 

「プラセンタ注射」

「プラセンタ注射」は、美容への効果としても聞いたことがある方もいるかもしれませんが、胎盤から抽出したものを注射します。

美容面も含め、多岐にわたる効果が期待できますが、筋肉注射のため他に比べ痛みがあり、保険適用外の治療となります。

 

「ステロイド注射」

実はステロイド注射は、1回で即効性もあり、1シーズン効果が持続すると言われる治療法です。

なんて素敵な!と思いますが、ちょっとそこは冷静に考えなければいけない副作用の問題があります。

 

言われている副作用は、女性ホルモンの乱れ、血糖値の上昇、免疫力の低下、免疫力の低下による感染症になりやすくなります。

また、身体のだるさ、胃潰瘍、むくみ、電解質異常、肥満・・・と多岐にわたります。

 

しかも、効果が長く続くということは、体内に長くステロイドがとどまるということで、副作用が出た場合は、それがずっと持続するということを頭に入れておかなければいけません。

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予防接種を受ける時期は?

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花粉症の症状が始まってからでは始められません。

減感作療法の場合は、次の花粉の時期に効果を出すためにも1年~半年程前から始めるのが良いとされています。

 

ヒスタミン注射の場合は、遅くても症状が出始める1~2ヶ月程前から始めるようにしましょう。

ノイロトロピン注射は、飛散が始まる2週間ほど前から行う早期治療が良いですが、効果が切れたら何度か打つ必要があります。

 

 

注射費用はどのくらい?

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注射費用は、1回ごとを見ると保険適用で500円~1,000円程です。

ただ、ヒスタミン注射は1シーズンで週に2回程度6回の注射が必要です。

減感作療法の場合は、その後長期的な効果が期待できるとはいえ、2~3年定期的な通院が必要となります。

 

 

まとめ

 

仕事上、毎日何度も薬を飲むことが大変だったり、眠くなったりの副作用が辛い、という方は注射などの治療法も考慮してみてもいいかもしれません。

ただ、自分に合った方法と効果、副作用をしっかり確認し、医師と相談したうえで決めるようにしましょう。

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