花粉症の症状を感じ始める時期いつ?春の花粉や秋の花粉などいろいろあります。
春だけの症状と思われがちですが、実は花粉は一年中飛んでいます。
日本では約60種類とも言われる植物の花粉が花粉症の原因となっていると言われています。
そのため、通年を通して起こる花粉症。
その原因ごとの対策が必要です。
花粉症の時期はいつごろから?
花粉症の症状を感じ始める時期はいつ頃からですか?
スギやヒノキ花粉のように春に飛散する花粉が代表的なので、花粉症は春起きるもの、スギが原因だ、くらいにしか知らない方もいるかもしれません。
春だとしても、いつ頃から症状が出てくるのか細かく確認しておくことで、本来のアレルギー原因が分かり、花粉症への対策もしやすくなるかもしれません。
4月・5月・6月の春の花粉は?
春の花粉と言っても、スギやヒノキなどの一般的に知られるものだけではなく、多数あります。
ただ、樹木の花粉が飛び、広域に花粉が飛ぶので春に花粉症の症状を感じる方が多くなります。
1~4月:ハンノキ(カバノキ科樹木)
スギ花粉がない北海道では一番の原因ともなりやすく、スギ花粉飛散の前になんだか花粉症のような症状がでると思ったらハンノキが原因のことが多いです。
2~5月:スギ(スギ科樹木)
ほぼ全国区で飛散が見られ、花粉症の人のうち約7割~8割近くがこのスギが原因と言われています。
3~5月:ヒノキ(ヒノキ科樹木)
スギ花粉と似ているため、スギと両方にアレルギー反応を起こす方が多く、スギ花粉症の方の約7割はヒノキアレルギーを持っていると言われています。
4~6月:シラカンバ(カバノキ科樹木)、コナラ(ブナ科樹木)、クリ(ブナ科樹木)
シラカンバの花粉症患者の方は、果物過敏症(食物アレルギー症状、口腔アレルギー症候群)を併発してしまう方も多いので、注意が必要です。
アレルギーを起こしやすいと言われる果物は、リンゴ・モモ・サクランボ・柿・キウイなどですが、個人差があるのでカバノキ科のアレルギーを持っている方は確認してみるといいでしょう。
他にも、下記のようなイネ科の植物の花粉が飛散する時期でもあります。
- 5~7月:ハルガヤ(イネ科植物)、カモガヤ(イネ科植物)
- 5~8月:オオアワガエリ(イネ科植物)
9月・10月・11月秋の花粉は?
秋は、季節の変わり目でもあり、ちょっと鼻かぜを引いたかな、と花粉症の症状の出始めに気づきにくいこともあります。
ヨモギやブタクサと言ったキク科植物による花粉症が多くみられる季節です。
実は秋は春に次いで花粉症の症状がでる方が多い季節でもあるのです。
8~9月:ヨモギ(キク科植物)
食用などでもよく知られるヨモギは、繁殖力の強い植物で飛散量も増加しています。
8~10月:ブタクサ(キク科植物)、カナムグラ(クワ科植物)
ブタクサの花粉は数十~数百mほどしか飛散しませんが、ヨモギ同様に繁殖力が強いため、全国的に広く分布しているので、秋の花粉症の代表的な植物です。
上記の代表的な植物の他にもイラクサ科の植物も原因として挙げられます。
9~10月:カラムシ(イラクサ科植物)、イラクサ(イラクサ科植物)
秋の花粉は、春とは違い、植物によるものなので、樹木ほど広範囲に飛散しないのも特徴です。
ただ、生活圏内に潜んでいることも多いので、アレルギー原因が判明すれば、自分がアレルギー反応を起こす植物がある場所に近づかないようにすることである程度は予防することができるでしょう。
まとめ
自分が何アレルギーを持っているのかを特定することで、いつ頃から注意しなければいけないのかが分かり、予防しやすくなりますね。
花粉症の症状へは、薬を飲むとしても早期治療が良いとされています。
毎年のことであれば、少しでも花粉症症状を軽くするためにも、症状が出る前から予防と対策に励みましょう。
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