秋の花粉症を徹底解説!!/イネ花粉症、ブタクサ花粉症、ヨモギ花粉症、カナムグラ花粉症に要注意
花粉症の原因と言えば、スギやヒノキなどの樹木が多く知られています。
しかし、主に夏~秋に多く見られる花粉症の原因に植物の花粉があります。
春以外でも花粉症のような症状が出る場合は、風邪などと間違いやすいです。
植物による花粉症が原因の場合がありますので、注意しましょう。
項目
イネ花粉症は、初夏から秋にかけて注意!
スギやヒノキの花粉のピークがやっと終わるかなぁという頃、今度はイネ科の花粉が飛び始める時期になります。
しかもこの花粉、4月の終わりごろから、9月頃までの長い間飛び続けるのです。
しかも、日本各地、お米の生産地がありますので、その周辺ではイネ花粉に注意が必要とも言えます。
イネの花の咲く時期や、稲わら粉や、もみ殻などが多くでる収穫の時期を良く確認してください。
その時期は特に予防対策をしっかりとするようにしましょう。
また、イネ科の花粉症にかかっている方は、食物アレルギーを併発する可能性が高いと言われています。
イネ科の花粉症の場合は、どんな食べ物へアレルギーが出てしまうか確認しておくといいでしょう。
ブタクサ花粉症は、秋の代表格のひとつ!
夏から秋に起こる花粉症の中でも、よく知られている原因のひとつがブタクサです。
意外にも、日本人の約6人に1人が発症していると言われていています。
スギ・ヒノキに次いで花粉症の原因として多い植物です。
7月頃から花粉が飛散し初め、8月~10月に花粉症として発症する方が多くなります。
植物の中では大きい方なので、その分、樹木ほどではありませんが、飛散する範囲が広いのが特徴です。
なるべくなら周囲に近づかない事が一番の予防です。
秋、9月頃にどうも鼻がつまったり、鼻水がでる、目がかゆいという症状が出る場合は、早めに受診するようにしましょう。
ヨモギ花粉症は、8月~10月頃に飛散のピーク
ブタクサ同様に、秋の花粉症原因のひとつがヨモギです。
食用や薬用などに使われることもあります。
なんだか親近感のある植物ですが、それだけ身近にある、ということでもあります。
8月~10月頃に飛散のピークがあり、普段の生活圏内にも多く生息しているのが特徴です。
飛散距離はそれほど長くないので、良く通る道沿いなどにヨモギがないかどうか確認しておくといいかもしれません。
また、ヨモギ花粉症の方は、原因物質の形状が似ているニンジンやセロリなどへ口腔アレルギーが起こることがあるので、要注意です。
カナムグラ花粉症は、症状がでるのは9月~10月が多い
最後にもう一つの秋の花粉症原因植物、カナムグラを紹介します。
カナムグラは繁殖力が強く、一度発生すると一面に広がってしまう植物です。
飛散の時期は8月から10月で、症状がでるピークは9月~10月が多いようです。
カナムグラには雌花と雄花があり、雄花から花粉が飛散します。
秋の花粉症原因のブタクサやヨモギと比べると、飛散量は少ないと言われています。
道路わきや川沿いなど身近な場所に生息しているので、日々の生活の中での予防が大切です。
他の植物と同様に、近くに原因となるカナムグラが生息していないかを確認しておいてください。
外出の際のマスク予防、小まめに服に着いた花粉を落とすようにしてください。
部屋の掃除をして花粉を寄せ付けないようにしましょう。
まとめ
このように、秋にも多くの花粉症原因があります。
風邪のような症状が長引くなと思ったら花粉症である可能性が高いので、早めに受診しましょう。
また、飛散時期が重なっているため、原因の特定がなかなか難しいこともあります。
予防と対策のために原因物質を知っておきたい場合はアレルギー検査をしてみるのもおススメです。
特に、口腔アレルギーを併発する可能性のあるものが多いのが特長です。
できればその原因と、危険がある食べ物も確認しておくといいですね。
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