二日酔いなし。肝臓大丈夫。今どき女性の正しいアルコールとのつきあい方
最近アルコール中毒の女性が増えていることをご存知でしょうか。
女性のアルコール中毒患者は8万人から14万人へと、この10年間に約2倍に激増しています。
飲み会の増えるこの時期、身体を労る飲み方をご紹介します。
楽しいクリスマス会や忘年会、仲間とビールや日本酒で乾杯して美味しい料理をいただくのは楽しいものです。
でも、ちょっと油断しているといつの間にか飲み過ぎてしまったということはありませんか?
アルコールの飲み過ぎは、肝臓や胃腸に負担をかけ、肌まで荒らしてしまいます。
多量のアルコール摂取に肝臓はその解毒に大忙しで、肝臓自体がアルコール性肝硬変から肝臓ガンへと至ることも。
あるいは、激しい腹痛を起こし急性膵炎で病院に運び込まれることもあります。
これでは、楽しい飲み会に参加するのも億劫になりますね。
じゃあ、飲まなければいいのね、と早急に結論は出さないで下さい。
お酒は大事なコミュニケーションツールの1つでもあり百薬の長でもあります。
胃腸や肝臓を痛めないように適量飲んで楽しむことも人生では必要です。
飲酒前に胃を労る食品か飲み物を
アルコールは、その20%が胃腸から、80%が小腸から吸収され、血液によって肝臓に運ばれて分解されます。
強い度数のアルコールと飲むと、最初に胃粘膜を荒らし、それが翌日の二日酔いに繋がります。
アルコールの吸収が急速にならないためにも飲む前に胃粘膜をカバーするものを口に入れるようにします。
おススメは、オリーブオイル。
脂肪は胃壁をアルコールからカバーするだけでなく、胃と小腸からのアルコールの吸収の速度を下げます。
量はスプーン一杯でOKです。
同じく、脂肪分の多いナッツも、飲酒前だけでなく飲酒中にもおつまみとして積極的に食べましょう。
脂肪分は避けたいダイエット中の方には、お茶も効果があります。
お茶に含まれているカテキンはアルコールの吸収を阻害する働きがあるのです。
商品としてカテキンに特化したお茶が売っていますので、それをコンビニなどで買って飲むのもいいでしょう。
気をつけることは、玉露・煎茶・抹茶にはわずかしか入っていないので、効果が無いということです。
ドリンク剤も飲酒前に取っておいたほうがいいでしょう。
アセトアルデヒドの分解を促すタイプのドリンク剤は、結果的に肝臓の負担を減らします。
ほろ酔いに気付いた時点で飲むのをやめる
楽しく乾杯した後に気をつけることは、自分の酔い加減を注意深く観察すること。
私達が飲酒をすると、肝臓は何をさておき、アルコールの分解を始めます。
まず、アルコールを、アルコール脱水素酵素(ADH)の働きでアセトアルデヒドに分解し、最終的には水と二酸化炭素に分解します。
しかし、人によって肝臓がアセトアルデヒドを分解する能力が違うので、全然分解できない人もいます。
反面、どんなに飲んでも翌日には何もなかったようにケロッとしている人もいるのです。
まず、自分のタイプを知り、ほろ酔い加減でアルコールをやめ食事に切り替えるなり、会話を楽しむようにします。
普段から肝臓を強化しておく
常日頃から肝臓を気にかけた生活態度や肝臓の機能を強化する食べ物をとっておくことも必要です。
代表的なものに、ウコン・スルフォラファンがあげられます。
ウコンはご存知のように、カレーの黄色い部分でクルクミンとも呼ばれ、アルコールの分解を助け、肝臓の働きを補助するものです。
スルフォラファンは、アンチエイジング効果などもありますが、アルコールに強い体質を作り、肝臓そのものを強化する働きもあるのです。
スルフォラファンは、主にブロッコリー・キャベツ・チンゲンサイなどの芽に含まれていて、生でそれを食べるとますます効果が上がることもわかっています。
このような食材を利用して、常日頃から胃腸や肝臓機能を強化しておきお酒の場を楽しみたいものですね。
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