逆子の治し方/いつまでに直せば大丈夫?そんなお悩みのお母さんへ
逆子の治し方はどうすれば良いの?
いつまでであれば、大丈夫なの?
実際のところが分からなくて不安になったり、焦ってしまうこともあるのではないでしょうか?
きちんと理解して、少しでも不安を取り除けるようにしておきましょう。
逆子の治し方は?いつまでに直せば大丈夫か?
そもそも、妊娠中期までは、赤ちゃんはお腹の中で活発に動いています。
そのため、30~80%の赤ちゃんが逆子だと言われています。
この時期は逆子になったとしても、子宮内にゆとりもあり、また動いて元に戻ることがあるので、あまり心配はいりません。
成長するにつれて頭が大きくなってくれば自然と、重さで頭が下がってきます。
妊娠28~30週くらいには、赤ちゃんの体も大きくなってくるので、逆子と診断されることが多くなります。
ただ、妊娠27~30週までは10人に1~3人の割合で逆子の状態にあると言われています。
一般的には30週頃までがこれまで逆子だったとしても治りやすい時期と言われています。
とはいえ、出産までの間に自然回転により正常な位置に戻ることが多いです。
妊娠30週で逆子の診断を受けても、最終的に出産時に逆子のまま迎えたという方は3~5%と言われています。
妊娠7ヶ月、8ヶ月で逆子の時は?
上記でも挙げたように、早い時期の逆子は自然に治る可能性は高いと言えます。
たとえば、妊娠7ヶ月で逆子判断された場合は約90%、8ヶ月での判断は約70%が戻ると言われています。
逆子が治らない時はどうしたらいい?
逆子が治らなかった時には出産時にリスクがあるのも確かです。
できれば日常生活の中で下記に気をつけるようにしましょう。
- 冷えは良くありません!体を冷やさないようにしましょう。
- 適度な運動で血行促進!軽いウォーキングをしましょう。
- リラックスが大事!ストレスをためないようにしましょう。
- 体をしっかりと休めましょう!睡眠は十分とるようにしましょう。
適度な運動を行い、しっかりと休む時は休む!体を健康に保つことが必要です。
時には赤ちゃんに話しかけたりすることで精神的なリラックスを行うのもおススメです。
無理せずストレスをためないことが重要です。
ただ、それでも逆子になってしまった、という時には、逆子体操や、鍼灸治療などを試してみるのもいいでしょう。
逆子体操とは?
逆子を治す方法のひとつとして、逆子体操があります。
人によって向き不向きや危険を伴う場合もありますので、必ず担当の先生に相談しながら、体調を考えて行ってください。
違和感や苦しいと感じる時には無理せずに中止してください。
逆子体操は、赤ちゃんを骨盤からずらし、回転させやすくすることが目的です。
ガードルや腹帯ははずして行いましょう。
体操は3種類ありますので、自分に合った方法で実践してみてください。
一般的には、
- 妊娠30週以降
- 夜寝る前に1度
が逆子体操を行う目安になります。
胸膝位(きょうしつい)法
- うつぶせになり、腹部をゆるめ、お尻を高くあげます。
- よつんばいの状態で手を足の方に倒し、足以外の力を抜きます。
- 15~20分そのままの姿勢を続けます。
- すぐに頭を上げずにスライドして横向きに寝ます。
仰臥位(ぎょうがい)法又はブリッジ法
- 仰向けに寝ます。
- 腰の下にクッションなどをあて、お尻を30~35㎝上げた位置にキープします。
- そのまま10分ほど姿勢を保ちます。
側臥位(そくがい)法
赤ちゃんの背中を上方向の姿勢で横になることにより、赤ちゃんが回転することがあります。
赤ちゃんの向きによって横になる向きが変わりますので、担当の先生に確認してみましょう。
まとめ
治らなかったら、と不安になると思いますが、何よりもリラックスすることが大事です。
時には赤ちゃんに「クルッと回ってね」などと話しかけてあげながら、精神的にも身体的にも健康に過ごすことが何よりです。